錦糸町の人気の和菓子屋「錦糸町 白樺」のテルミナ店が6月3日にリニューアルオープンした。「テルミナ」のB1Fにあるテルマルシェ内で少し場所を移して、新たにイートインスペースである甘味処を併設する店舗となっている。
「錦糸町 白樺」は、昭和25年に創業した和菓子屋で、本店を墨田区江東橋二丁目にかまえる。かわいい招き猫が印象的な「たらふくもなか」やどらやき「錦どら」が人気で、良質で安全な原材料を使い、毎日丁寧に手作りすることにこだわっている。
テルミナ店は2018年3月に開店し、今年で6年目を迎えたところ。今回、売場を拡大し、装いを新たにオープンした。
新しい店舗の目玉はなんといっても甘味処が併設された点。自分で焼いて食べられる「焼き団子」や、和菓子屋ならではのパフェ「白樺の和パフェ」などの特徴的なメニューから、季節の上生菓子店頭に並ぶお菓子などをドリンクとセットで提供する。
「あまり他では味わえないもの」を考慮して作られたメニューなのだとか。
ドリンクはコーヒーと抹茶を提供。どちらも注文から一杯一杯いれてくれる。
コーヒーは、2022年7月に錦糸町にオープンしたカフェ「私立珈琲小学校」(Instagram)がプロデュースした豆を使用しており、この店舗のために独自に焙煎されたスペシャリティコーヒーを提供する。
ほど良い苦味のある「しらかばブレンド」と、たらふくもなかなどの和菓子に合うようにブレンドされたあっさりとした味わいの「たらふくブレンド」の2種類があり、いずれも冷たいコーヒーも選べる。
こちらは、「焼き団子」。みたらしタレ、あんこ、醤油おかかの3種類の味を楽しむことができ、卓上コンロで自分で焼いて焼き立てを食べることができる。
卓上電気コンロで片面2分ずつ焼くといい感じに焦げ目がつく。2分を計れる砂時計も用意されているので時間を気にする必要がない。
醤油をつけてからおかかをつける。みたらしタレもあんこも、自分の好きな量をつけて食べられるのが嬉しい。個人的にはみたらしタレがお気に入り。
こちらは「白樺の和パフェ」。冷たいアイスクリームにあんこ、白玉だんご、そして「たらふくもなか」がど〜んとのっている。「たらふくもなか」はアイスにつけながら食べるのがおすすめとのこと。
アイスとあんこ、白玉団子を一緒に食べると絶妙なハーモニーで、うまぁーとつぶやいてしまう。至福のひとときが味わえる。
「焼き団子」と「白樺の和パフェ」のどちらもいただいたが、ほんとうに美味しく、どちらもおすすめしたい一品!
いまでは代表的な商品となった「たらふくもなか」と「錦どら」。実は現在の代表である3代目の根本幸治さんが開発したお菓子。それまでは大福やお団子など、賞味期限が当日か翌日までの生菓子しか扱っていなかったそうなのだが、会社員時代の同僚からの「お土産で使えるものある?」という注文から、和菓子の中で日持ちのする、もなかやどらやきの商品の開発に至ったそう。
のんびりと寝そべった様子の、かわいい招き猫が印象的な「たらふくもなか」は、いまではお店のアイコン的存在に。招き猫に癒されながら、幸せなひとときを過ごしてみてはいかがだろうか。
ちなみに私は「錦どら」の白が一押し。生地が白と黒とで全く違うので食べ比べもおすすめ。
錦糸町 白樺 テルミナ店
所在地:東京都墨田区錦糸1丁目2-47 錦糸町TERMINA2 B1F
営業時間:物販 10:00~21:00、甘味処 10:00~18:00(ラストオーダー17:30)