「てんや」を展開するロイヤルホールディングスが、新たな天ぷら専門店「TEN Labo」を2023年4月27日に錦糸町にオープンする。外食産業の構造的な課題の解決にチャレンジするDX店舗と位置付けている。
「TEN Labo」は、カウンター席のみのコンパクトな店舗で、注文は席に設置されたタブレットから受け付ける。ディナータイムに限り、天ぷらを好きな順番、好きな食べ方で注文できるようにし、より好みに応じた食事を楽しめるようにする。
新たな試みとして、特定の条件により無料で発行される会員証を保有することで、様々なサービスを利用できるようにする。いつも注文するメニューの作成や特別メニューの提供、デジタルボトルキープなどのサービスのほか、あらかじめアレルギーや嫌いな食材の情報を登録することで、安心して食事を楽しめるようにする。
料理に使用する一部食材に関しては、生産者情報を席に設置されたタブレットから確認できる。サービス向上への好循環を生み出すべく、生産者や従業員に対して「いいね!」できる仕組みも導入。顧客にも様々な貢献行動により、インセンティブが得られるようなサービスを提供する。
この店舗では、従業員が調理や接客に専念できる環境を作るために、タブレットによる注文だけでなく、食材の発注や従業員のワークスケジュールの作成などの間接業務も自動化している。
将来的な海外展開(職人技術の輸出)も目指し、天ぷら調理における技術の可視化や自動化に向け、AI及びロボティクスを活用した調理の実現も目指していくとのことだ。
TEN Labo
・所在地 :東京都墨田区江東橋3-11-9 CENTURION32 1階
・開店日時:2023年4月27日(木) 17時オープン
・営業時間:11:00~15:00、17:00~22:00(21:30 ラストオーダー)
・店休日 :毎週木曜日
・店舗面積:50.64㎡
・席数 :18席